毎日5時ダッシュ  

人生やりたいことやろ

僕たちのこと〜資格だけが全てじゃない〜

社会人でありながらゲーム配信やTwitter、ブログなんかやっちゃってる5時ダッシュですが、今回はなんでそんなことをしてるかの背景を書こうと思います。

 

結論から言うと今の状況から脱却したいからです。幸せになりたいからです。

 

 

少しだけ僕たちがどういった立場の人間であるか説明しますね。

 

僕たち5時ダッシュの3人は理学療法士作業療法士(以下、リハ職)という「国家資格」を持ってそれでご飯を食べている人たちです。

 

「国家資格」という肩書きは側から聞けばすごいと思うかもしれませんが僕たちの資格は大したことありません、同業者の方すみません。

 

僕たちの仕事はネットの国家資格ランキングを見ると大体「普通」〜「易しい」という部分に位置付けられているそうです(これ見たときマジかと思いましたw、なんせ在学中は結構しんどかったので)。

 

ちなみに国家資格のトップ(最難関)は弁護士、公認会計士不動産鑑定士など。

僕たちの資格ですら取得するのに結構努力が必要だったと思いますが、それ以上となると、、、いやはや頭が上がりませんな。

 

話を戻しますね。

僕たちが学生の時代にはよく、資格を取得して手に職をつけると将来安泰みたいな風潮があり、僕らも例に漏れず資格取得をして今の仕事に就いています。

 

在学中の4年間は必死で勉強をして、当時はブラックだった臨床実習をこなし、国家試験に命がけで挑戦し、やっとの思いで合格して、「これで将来安定ロード確定や!やったね俺!」と自分を褒めたものです。

 

 

しかし理想と現実はやはり違います。

 

 

 

安定はしていますが、給料は低め安定です。

 

就職1年目の頃は高校自体での周囲の友人よりも給料はもらっていましたが、如何せん昇給率がとても低い。そしてもらえる給料の額は追い抜かれています。

 

僕たちが住んでいる北海道での給料の相場は手取りで10後半〜20万円の間で推移しています。内地だと物価の高さや人口が多いか少ないかでもう少しもらえるそうです。ちなみに僕たちが勤めている職場は北海道内だと割と高めらしいです。

 

昇給率は僕たちの職場で1年で千円くらいでしょうか。10年働いて1万円です。

 

一人で生きて行くぶんには十分生活できる金額ではありますが、結婚して子供を授かるとなると話は別です。かなり厳しいと思います。

 

同じ職場で医療職同士で結婚している奥さんの話を聞くと「リハ職の旦那を持った時点で共働きは確定だよ」と言っていました。

 

どれくらいもらえているのかは次の記事に僕の明細でも載せます。

 

 

給料の面だけではありません、モチベーションの面もあります。

 

どの仕事も自己研鑽・勉強はすると思います、リハ職もそうです。

 

リハ職はなぜ勉強をするかというと、患者さんを良くするためという大義名分はあるものの、結局は自分を守るために勉強をしています。たくさん知識や技術を身につけ差別化を図り、リハ職として生き残るために勉強しています。そうすることで患者さんからの信頼も得られますしね。

 

一般職の方はスキルアップを図ることで給料の面に直結することができるのではないでしょうか。

プログラミングの場合は新たな言語の習得で仕事の幅が広がり給料が良くなるのかと思います。違ってたらごめんなさい。

 

リハ職は違います。

どれだけ知識や技術を身につけたとしても、入職して間もない新人さんや自己研鑽をしていないリハ職の人と変わらないのです。

 

色んなブログや情報サイトに書いてあることですが、僕たちリハ職は他の医療職と違って「処置」で単位を取っているのではなく、「時間」で単位を取るという特殊な状況で働いています。

 

1単位はベテランでも新人でも1単位です。病院の利益としては変わらないです。

ましてやリハ職1人が取れる単位も上限が決まっています、生産が限られているのです。

利益が変わらないから給料も大して変わらないのです。

経営者からしたら当然の判断です、年数だけ取って給料増やせと言われても増やさないですよね、僕が経営者ならそうします。

 

 

どれだけ頑張って勉強しても給料が変わらない。

勉強会に参加するとお金だけが減って行く。

昇給するには何かしらの役職につかないと厳しい、病院は縦社会・年功序列がとても強い世界なので役職に就いて万単位で昇給するには10年近くかかる。

 

医療職の根底にある「人のために働く」という理想があっても、これだけ報われないとモチベーションはどんどん下がっていきます。

 

僕自身、実は高校卒業時まではイラストレーターになりたいという夢がありました。

ですが、自信がなく、親の言うことを聞いて安定を求めて専門学校に入り、今の仕事に就いています。

専門学校に入る前は「とりあえず資格だけ取ってまた夢に向かって進めればいいかなー」と考えていました。

 

自分で将来のことを考えず言われるがまま漠然と日々を過ごしていたわけです。

 

学校に入り言われたまま勉強し、敷かれたレールを進んだだけです(勉強する努力とどこに就職するか選択すると言ったことくらいはしましたが)。

 

やりたいことをするための努力と踏み出す勇気が足りてませんでした。

「まず安定した仕事につかないと」、「夢を追うのは諦めろ」と言った周囲の声を振り払うだけの情熱と自信がありませんでした。

 

要は楽をする方法を選んだわけです。自業自得です、今の状況は。

 

そもそものスタートラインがこんな感じでした。

そりゃモチベーションなんて無いに等しいです。

 

しかし、人間役割を与えられるとそれを全うしようとします。不思議なものです。

 

いざ就職したら患者さんのために頑張るんです。

去年まではまさにそうでした。

自分よりも患者さんのため、盲信して仕事をしていました。

患者さんやそのご家族さんからの「ありがとう」が聞きたくて必死に勉強しました。

 

そんな僕でしたが、今の現状に違和感を覚えたのは人との出会いの中でした。

医療の外の世界を知っている先輩たちの話を聞いていくうちに「今のままで本当にいいのだろうか」と言う疑問を持ったのです。

それまではリハ職として一生生きていくと言うことに何の疑問もなかったのです。

 

与沢翼さんが言っていた言葉ですが、就労収入(医療職やサラリーマンとして働く)は思考放棄だと仰っていました。

まさにその通りだと思います、医療職は特にそうです。

 

医療職は仕事を取りに行く必要がありません。

患者さんは具合が悪くなると病院に来ます。

要は仕事が用意されているというある種恵まれた環境です。

ですが仕事を取りに行くために何をしたらいいのかと言う思考をしないのです。

今後は終身雇用が終わり、自分自身を売り込んで仕事をして行くスタイルに変わって行くと思います。

 

 

現状、今の仕事は得られる給料には上限があり(おまけに今後も変わらない、むしろ減る)、これからの世界の流れを見ると今の仕事のスタイルは不利、、、とても不安です。

 

やばい、何かしらアクションを起こさないといけない。

 

 

先ほども言った通り、僕たちが今のマインドを持っているのは人との出会いだと思っています。

その出会いの場を広げていくためには何が良いか、発信することだと思いました。

 

ゲーム配信の中でいろんな人と話をしてお互いのマインドをアップデートしてお互いのためになる間柄になれればと思って配信をしています。

話をして行く中でやりたいことが少しずつ明確になっていると思います。

 

やりたいことはその時で異なっていきます、それでいいのだと思います。

やりたいことを継続して諦めないでやっていく、それがどんどん自分の「特技」となり、他者との差別化を図れるのだと思います。

職場の中で必死に勉強をして差別化を図ることも一つの生き方であり、否定はしません。素晴らしいことだと思います。

ですが、今後幸せになっていくためには「特技」を身につけていく必要があると思っています。

 

「やりたいことをやる」

当たり前のことですが、それに気づくまで僕は約9年間かかりました。

長すぎですねw。

それに気づけただけで儲け物とは思わず、このブログで発信をしています。

これを継続していった先に何かがあると信じて僕たちは活動をしています。